
障害年金の受給者で老齢年金の繰り下げ受給をする条件
年金を受給するとき、さまざまな受け取り方があります。ただ中には、障害者として障害年金を受給している人がいます。障害年金を受け取っている人であっても、65歳になると老齢年金の受給権が発生します。 ただ障害年金は65歳以上でも受け取ることができます。そのため中には、「老齢年金の受け取りを遅らせることはできないのか?」と考える人がいます。 それでは、障害年金を受け取っている人で老齢年金の繰り下げ受給は可能なのでしょうか。これについて、可能な人がいればできない人もいます。そこで障害者について、公的年金の繰り下げ受給の中身について解説していきます。 老齢年金の繰り下げ受給ができればお得になる 公的年金と…

障害年金の等級は何級まで?認定基準や等級変更の中身
障害年金には等級が存在します。障害の重さによって等級が決定され、等級が重いほど多くのお金を定期的に受け取れるようになります。 障害年金の等級は障害者手帳の等級とは異なります。そのため、等級が障害年金と障害者手帳で違うのは普通です。また、障害の種類によって障害年金での等級の判定が異なります。 なお障害年金の等級について、症状が重くなった場合は更新時や任意のタイミングで必要書類を提出し、等級を上げることができます。反対に症状が軽くなった場合、更新のときに等級が低くなることもあります。これについては、そのときの障害の程度を判断されます。 それでは、等級はどのように決まるのでしょうか。また、等級変更は…

障害年金での年金証書の見方や次回更新、紛失・再発行の内容
若い人であっても、障害者であれば障害年金の受給が可能です。こうした障害年金について、受給決定後に年金証書が発行され、定期的にお金が振り込まれるようになります。 障害年金が支給される場合、年金証書の確認は重要です。年金証書を確認すれば、年金の額や次回の更新日など、さまざまな内容がわかります。ただ年金証書が発行されても、見方がわからない人は多いです。 それでは、どのように考えて年金証書を見ればいいのでしょうか。年金証書の中身について解説していきます。 障害年金の支給決定後、お金が振り込まれる 障害年金を受給するためには、審査に通過しなければいけません。こうして等級が決定した後、障害年金として定期的…

難病で障害年金を申請する身体障害者のポイントや注意点
難病を発症してしまい、苦しんでいる人はたくさんいます。こうした難病患者について、身体障害者に該当します。身体障害者は障害年金の対象者であるため、障害年金へ申請することで定期的にお金を得られます。 ただ、難病を発症していれば無条件で障害年金へ申請できるわけではなく、ある程度まで症状が悪化している必要があります。また適切に薬物治療を続けているものの、それでも難病によって日常生活に支障がある場合に障害年金を活用できます。 そのため何でもいいから申し込めばいいわけではなく、正しい方法があります。また難病の種類によって、それぞれ認定基準が異なります。 それでは、難病患者はどのように考えて障害年金へ申請す…

変形性股関節症やリウマチで障害者手帳・障害年金を得る考え方
関節の動きが悪くなり、体を自由に動かしにくくなる疾患として変形性股関節症や変形性膝関節症、関節リウマチがあります。 関節に関わる疾患では、薬物治療を利用します。ただ、こうした治療をしても日常生活に支障が出ていたり、人工関節を挿入していたりするケースがあります。この場合、身体障害者手帳や障害年金を活用できます。 障害者手帳によってさまざまな障害者向けの公的サービスを利用できます。また障害年金により、定期的にお金の受給が可能になります。 それでは、変形性股関節症や変形性膝関節症、関節リウマチの人はどのように考えて障害者手帳・障害年金を活用すればいいのでしょうか。これら障害者向けの公的サービスの活用…

片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛で障害年金を受給する基準や考え方
頭痛に悩まされている人は多いです。このとき単なる頭痛ではなく、仕事ができないほどの頭痛であったり、日常生活に支障があるほどの痛みがあったりする場合、障害年金の対象になります。 会社員・公務員の場合、激しい頭痛で障害年金3級を狙えます。また他の精神症状を併発している場合、障害年金2級を得ることもできます。いずれにしても、頭痛であっても障害年金へ申請するのは問題ありません。 ただ頭痛を含めた精神疾患について、自分で障害年金の書類を集めて申請すると審査落ちのリスクが高くなります。そこで頭痛持ちの人は、専門の社労士を利用することで障害年金へ申請することを考えなければいけません。 それでは、どのようにし…

パーキンソン病で障害者手帳・障害年金を得る認定基準
難病の一つにパーキンソン病があります。パーキンソン病の発症により、体が自由に動かなくなることで日常生活が不自由になります。 こうした難病患者について、身体障害者手帳や障害年金を利用できます。障害者手帳も障害年金もメリットばかりであり、利用することによってさまざまな特典を得ることができたり、定期的にお金を得ることができたりします。 それではパーキンソン病について、身体障害者手帳や障害年金の認定基準はどのようになっているのでしょうか。年齢に関係なく利用できるのでしょうか。 難病患者は障害者であるため、申請することによって日常生活での支出を減らせたり、助成を得られたりします。そこで、パーキンソン病で…

脳梗塞、脳卒中、脳腫瘍の後遺症など脳機能障害で障害者手帳を得る基準
脳損傷によって障害者となってしまう人はたくさんいます。脳血管障害や交通事故、脳腫瘍による後遺症など、こうした高次脳機能障害によって半身まひや言語障害が残った場合、身体障害者手帳の対象になります。 身体障害者手帳については、認定基準が存在します。また複数の障害がある場合、すべての障害を合算することで上の等級になるのは普通です。 障害者手帳を利用することによるメリットは多いです。当然、等級が重いと受けられる特典や公的サービスは多くなります。 それでは、脳血管障害や事故、脳腫瘍などによって脳損傷を負ってしまった人はどのように身体障害者手帳を保有すればいいのでしょうか。高次脳機能障害での障害者手帳の申…

脳機能障害(脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血、脳腫瘍)での障害年金
病気・ケガによる障害として高次脳機能障害があります。脳梗塞などの病気や交通事故によるケガによって脳を損傷してしまい、思考・記憶・行為・言語・注意などの能力に障害を生じてしまうのが高次脳機能障害です。 高次脳機能障害の場合、身体障害者手帳を保有できるだけでなく、障害年金の受給が可能です。主に記憶障害や肢体不自由・片麻痺、言語障害などによる申請になりますが、高次脳機能障害では複数の障害を有することがよくあります。そこで、すべての障害を含めて申請しましょう。 このとき、申請時に注意点があります。診断書に障害の内容を正しく記載してもらう必要がありますし、脳血管障害では症状固定に関する特例があります。 …

労災年金(障害給付)と障害年金は両方使える!併給調整や減額なしのケース
会社で働いている人について、仕事が原因で傷病を負ってしまった場合、労災として障害補償年金(障害給付、労災年金)が支給されます。一方で障害者については、障害年金を受給できます。 それでは労災によるお金と障害年金によるお金について、両方を受給することはできるのでしょうか。これについては支給調整されることがあれば、両方を満額受け取れることもあります。つまり、状況によって判断が異なります。 なお労災については、うつ病などストレスが原因の場合についても対象になります。そこで、制度の中身を理解するのは重要です。 それでは労災による障害補償年金と障害年金はどのように考えればいいのでしょうか。併給調整や両方を…