身体障害者や精神障害者の中には、病院へ入院中の人もいます。事故によって身体障害者になってしまったり、精神疾患によって体調を崩したりなどの理由によって一時的に入院している人はたくさんいます。

こうした入院中の人について、退院後そのまま障害者施設へ入居する人もいます。「家族が障害者の面倒を見ることができない」「帰る場所がない」という場合、障害者グループホームへの入居によって生活することを考えなければいけません。

この場合、入院中に障害者グループホームを体験利用し、退院後に住むことになります。病院にいる間に障害者グループホームを利用するために必要な手続きをしなければいけません。

それでは、病院へ入院中のときに障害者グループホーム(共同生活援助)を利用する準備として何をすればいいのでしょうか。病院から障害者グループホームへ入居するために必要な方法を解説していきます。

ずっと病院への入院はできない

基本的には、ずっと病院へ入院し続けることはできません。入院するにしても、ある程度の期限が存在します。

事故での入院であれば、症状が固定して容態が安定したら退院になります。精神疾患については、家族が長期入院を望んでいるにしても、病院経営の関係で長くの入院はできません。そのため、必ず退院が必要になります。

このとき、障害者が家族と一緒に住むのが難しい場合、第一選択肢になる居住先が障害者施設です。若い人であっても、18歳以上であれば障害者施設を利用できます。

障害者グループホーム(共同生活援助)を利用する

障害福祉サービスの中でも、複数の障害者が共同生活を送る場所が障害者グループホーム(共同生活援助)です。家族と離れて障害者が暮らす場合、障害者グループホームでの生活が一般的です。

障害者グループホームであれば、住民税の非課税世帯や生活保護ではサービス料が無料です。また国と自治体から家賃補助があるため、月1万円台など非常に低い金額で住めます。食費や水道光熱費は実費であるものの、十分に働けない障害者であっても障害年金だけで問題なく生活できます。

いま入院中であり、さらには障害者施設への入居を考えている人であれば、ほぼ全員が低所得者のはずです。そのため、格安にて障害者グループホームを利用できます。

障害支援区分と受給者証を得る

ただ障害者グループホーム(共同生活援助)を含めて、障害福祉サービスを利用するためには時間がかかります。すぐに障害者グループホームと契約できるわけではないため、事前に準備しなければいけません。

まず、障害者グループホームの利用で必須となる書類が障害福祉サービス受給者証です。以下のように、「共同生活援助」と記されている障害福祉サービス受給者証を入手しなければいけません。

既に障害福祉サービス受給者証を保有している場合、何も問題ありません。この場合、受給者証を得る過程を省けます。ただ受給者証を保有していない場合、早めに申請しましょう。

障害福祉サービス受給者証を得るためには、障害者が住んでいる市区町村(住民票のある市区町村)で相談した後、以下の2つを行うことになります。

  • 医師の診断書の提出
  • 認定調査(聞き取り調査)の実施

入院中の場合、医師の診断書をすぐに入手できます。そこで、役所の担当者による聞き取り調査を受けましょう。担当者が病室まで来て、1時間ほど会話をしながら質問を受けます。そうして診断書の提出と認定調査が終わったら、ようやく障害福祉サービス受給者証が発行されます。

なお、実際に障害福祉サービス受給者証が発行されるまでには1~2か月の時間が必要です。それなりに時間がかかるため、障害者グループホームを利用したい場合、できるだけ早く受給者証の発行手続きに取りかかる必要があります。

入居先の共同生活援助を探す

このようにして受給者証を得たら、障害者グループホームを探しましょう。障害福祉サービス受給者証を得る前に障害者グループホーム(共同生活援助)を探してもいいですが、受給者証がないので契約できません。そのため、先に受給者証を得るのは必須です。

ただ障害者の人数に比べて、障害者グループホーム(共同生活援助)の数は少ないです。そのため相談員などの担当者に依頼しても、「数年ほど待たないといけない」といわれることがよくあります。

しかし実際には、他の自治体まで含めて候補に入れれば問題なく空きを見つけられます。例えば、障害者が隣の市区町村の障害者グループホームに住むのは何も問題ないはずです。また隣の都道府県であっても、例えば東京に住んでいる人は神奈川や千葉、埼玉へ片道30分以内で行けます。

担当者は「自分が知っている範囲で空きがない」と判断します。そこで障害者グループホームの紹介サイトなどに相談すれば、わりとすぐに空きを見つけられます。

病院へ入院中に体験利用を済ませる

こうして入居先の候補が見つかれば、体験利用をしましょう。体験利用なしに障害者グループホームへ入居することはできます。ただその場合、ミスマッチを生じる可能性があります。そのため、通常は入居前に体験利用をします。

障害者グループホーム(共同生活援助)を体験利用するためであれば、医師の許可を得て病院を抜け出すのは問題ありません。医師や障害者施設と相談して、体験利用の日を決定しましょう。こうした体験利用を通して、以下のことがわかります。

  • 障害者施設のルール
  • 一緒に生活する障害者や世話人の様子
  • 部屋や住む場所の様子
  • 周囲にある施設(スーパー、コンビニなど)

健常者であっても、新たに住む場所を探すときは内見をして、周囲の施設を確認します。こうした作業は障害者グループホームに住むときも同様に重要です。

契約後、障害者グループホームへ引越しする

こうして体験利用が終わり、対象の障害者グループホーム(共同生活援助)が気に入ったのであれば、実際に入居することになります。以下は障害者グループホームの一室ですが、こうした場所へ住むことになります。

テレビやエアコン、ベッドなどは既に備え付けになっています。そのため、ほとんど荷物なしに障害者グループホームで生活できます。もし衣服が足りない場合、入居後に購入しても問題ありません。

また障害者施設の周囲にはスーパーやコンビニもあります。そのため必要な日用品については、障害者一人または介護スタッフと一緒に購入のために出かけるといいです。

なお障害者グループホームへ入居する場合、多くの人はデイサービスや就労などの日中活動をします。どのような日中活動を行うのかについては、入居して落ち着いた後に決めるといいです。

病院からグループホームへ直接出向く

入院中の障害者について、最もわかりやすいのは家族の元への退院です。ただ障害者や家族の状況によっては、病院からグループホームへ直接入居するほうがいい場合もあります。

理由があって家族による障害者の引き取りが微妙な場合、障害者施設を利用しなければいけません。そこで、障害者グループホーム(共同生活援助)を利用するために必要な手続きをしましょう。このとき障害福祉サービス受給者証を得る必要があり、1~2か月の時間がかかるため、早めに申請するといいです。

また受給者証を得た後、入居の候補となる障害者グループホームを探しましょう。その後、体験利用をして契約&入居となります。初期費用はなく、引越しで必要な荷物もほとんどなく、毎月の費用は格安となる施設が障害者グループホームです。

こうした流れや手続きを理解して、スムーズに病院からグループホームへ入居できるようにしましょう。そこで早めに受給者証を得て、候補となる障害者グループホームを探すといいです。

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家賃のほとんどが自治体から助成され、食費や水道光熱費など、必要最低限の出費で住めるシェアハウス形式の施設が障害者グループホームです。介護スタッフが常駐しているため家族の負担はゼロになり、親亡き後問題も解決できる施設となります。

障害者グループホームは一般的に「空きが少ない」といわれています。ただ、それは「担当者が知っている範囲で空きがない」というだけであり、実際には多くの空きがあります。近隣の自治体まで含めれば、すぐに入居可能な障害者グループホームはいくつも存在します。

ただ障害者グループホームによって居住に関するルールは大きく異なり、利用者(障害者)にとって最適な施設を選ばなければいけません。

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