障害者手帳を保有することによって携帯料金の割引を得ることができます。そのためドコモやAU、ソフトバンクを利用する場合は障害者手帳が役に立ちます。ザックリ2〜3割ほど利用料金が低くなると考えましょう。

それでは、障害者手帳を利用してのスマホ料金の割引が優れているかというと、実際は利用価値がありません。格安SIMを利用するほうが安いからです。

格安SIMは障害者手帳による割引を利用できません。障害者手帳の割引を利用せず、格安SIMを利用するのが賢い選択であるため、障害者手帳の携帯料金割引はほぼ意味ないのです。

実際のところ、障害者手帳の携帯料金割引はどのようになっているのでしょうか。実際の中身を確認していきます。

ドコモ・AU・ソフトバンクで割引が可能

携帯電話会社の大手3社について、障害者手帳を保有している人は携帯料金の割引が可能です。以下の障害者手帳を保有している人が対象になります。

  • 身体障害者手帳:体の機能に障害のある人
  • 療育手帳:知的障害のある人
  • 精神障害者保健福祉手帳:精神障害のある人

このとき、携帯電話会社の障害者割引プラン名は以下のようになります。

  • ドコモ:ハーティ割引
  • AU:スマイルハート割引
  • ソフトバンク:ハートフレンド割引

いずれにしても、障害者手帳を窓口などで提示することにより、料金プランが安くなると考えましょう。

どれくらい安くなるのか:ドコモの例

それでは実際のところ、どれくらい安くなるのでしょうか。いまの時代、携帯電話を利用して電話代が高くなることはありません。ほとんどの人にとって重要なのは元々の料金プランです。

ドコモの例を利用すると、割引によって以下のように料金が変わります。

※出典:ドコモのハーティ割引

このように、20~35%ほど減額になっているとわかります(プランによって割引率が異なる)。ほかにも携帯電話に関する割引制度はあるものの、最も重要なのは元々の料金プランに対する割引であるため、いずれにしてもこうした割引料金となります。

店頭で手帳またはアプリを提示する

実際の割引方法は簡単であり、店頭へ出向きましょう。ドコモ、AU、ソフトバンクで契約したい店舗へ行くのです。

そこで、事前に以下の必要書類を持参しましょう。

  • 本人確認書類
  • 障害者手帳(またはアプリ)

軽度であっても、障害者手帳を保有していれば割引は問題ありません。障害者で携帯電話を利用する人は多いため、新たに障害者になってしまった人を含めてスマホの通信費用を安くできます。

総額では格安SIMのほうが圧倒的に安い

それでは、実際のところ障害者割引を利用して携帯電話を契約するのは優れているのでしょうか。これについて、スマホ料金は格安SIMを利用するほうが安いです。

私の場合は月に3GBほどの通信容量を利用するため、3GBで比較してみましょう。以下の表について、ドコモの障害者割引と格安SIM会社を利用する場合の値段を記載しています。

会社月額料金(3GB)
ドコモ3,058円
楽天モバイル1,078円
UQモバイル1,628円

このように、明らかに格安SIMを利用して契約したほうが金額を低くできるとわかります。

なおAUとソフトバンクは1GBの契約であっても月3000円を超えるため、障害者手帳を利用しても利用料金はより高額になります。たとえ障害者割引があっても、格安SIMに比べると約3倍の料金になってしまうのです。

格安SIM会社に障害者割引はない

それでは格安SIM会社に障害者割引があるかというと、残念ながらこうした会社の料金は元から非常に低額であるため、障害者向けに割引制度を設けていません。障害者手帳があってもなくても、格安SIM会社についてはスマホの通信料金が同じなのです。

また実際のところ、携帯電話の大手3社と契約してメリットがあるかというと、基本的にありません。格安SIMであっても店舗をもつのは普通なので、特別な理由がない限り、通常は格安SIM会社と契約するのが一般的です。

そういう意味では、少なくともスマホ料金で障害者手帳はあまり意味がありません。格安SIM会社で割引が存在しないのにも関わらず、大手3社のほうが圧倒的に高額だからです。

障害者手帳は医療費が低くなったり、補助金を受けることができたり、非常にメリットが大きいです。ただ携帯料金については、ほとんど意味がないと理解しましょう。

スマホ料金の割引は障害者手帳で期待できない

障害者手帳を提示することにより、ドコモやAU、ソフトバンクを利用するときに利用料金を安くできます。契約プランや携帯電話会社によって異なりますが、20~40%ほど安くなると考えましょう。障害者手帳またはアプリを提示すれば金額は低くなります。

それでは、障害者手帳を利用してスマホ代を低くするのが意味あるかというと、残念ながら効果は薄いです。たとえ障害者割引を利用しても、格安SIM会社を利用するほうが安いからです。

格安SIM会社であっても店舗を保有しているのは普通です。また格安SIM会社は障害者割引を採用していません。そのため、スマホ料金の割引で障害者手帳を利用する価値がないのです。

こうした事実を認識して、「どうしても大手の携帯電話会社でなければいけない」という理由がない限り、障害者手帳に関係なく格安SIM会社を利用するようにしましょう。

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