日常生活に支障のある人として末期がん患者がいます。こうしたがん患者について、身体障害者として考えることができます。

がん患者が自宅以外で過ごすとき、施設利用を検討しなければいけません。このとき高齢者であれば老人向け施設を利用することになり、65歳未満であれば障害者施設を活用できます。金銭面でいうと、圧倒的に障害者施設のほうが優れます。

なお自宅外で過ごすとき、短期入所(ショートステイ)を活用すれば特定の日数のみ施設で過ごせます。こうして、家族の介護負担は減少します。

それでは、がん患者がショートステイを利用するときはどのように考えればいいのでしょうか。末期がん患者での短期入所の活用法を解説していきます。

末期がん患者で利用できるショートステイ

がん患者は身体障害者に該当するため、老人向けや障害者向けの施設を利用できます。このとき、年齢によって以下のように使い分けましょう。

  • 65歳以上:老人向け施設
  • 65歳未満:障害者向け施設

年齢が違えば、利用するべき施設も異なります。これは、ショートステイによる一時的な滞在であっても同様です。

高齢者は老人向けのショートステイを活用

末期がん患者が施設利用を考えるとき、多くの人が思い浮かべる施設に老人ホームがあります。高齢でがんを発症する人は多く、65歳以上のがん患者は老人施設の活用を考えなければいけません。

特別養護老人ホームや有料老人ホームなど、こうした高齢者施設でショートステイが提供されている場合、月に特定の日について利用できます。がん患者がショートステイを利用している間、家族の介護負担は軽減されます。

なお老人ホームは種類が多いです。そこで、老人向け施設の中でも最適な施設を選ばなければいけません。

65歳未満は障害福祉サービスを利用する

一方で65歳未満の場合、障害者向けの施設を活用します。厳密には、40歳以上であれば老人向け施設を利用できるものの、通常は若い人向けの施設(障害者施設)を利用します。

65歳未満の身体障害者は障害福祉サービスを利用できます。障害福祉サービスの一つに短期入所(ショートステイ)があり、老人向け施設と同様に月に数日(または数十日)の滞在が可能になっています。

障害者向け施設には障害者グループホーム(共同生活援助)や入所施設(障害者支援施設)があります。これらの施設では複数人の障害者が共同生活を送っており、さらにはショートステイも提供しているため、障害者施設にて短期入所をするのです。

65歳未満であれば、すべての障害者(末期がん患者)で短期入所を利用できます。

老人向けと障害者向けで費用は大きく異なる

このとき、65歳以上であれば必然的に老人向け施設の利用になります。それに対して、65歳未満であれば前述の通り障害者施設の活用を考えましょう。理由は単純であり、障害者施設のほうが料金面で圧倒的に低くなるからです。

65歳以上の場合、介護保険サービスを利用して入居するにしても、サービス料は1割負担となります。また介護保険適用外のショートステイであれば、当然ながらさらに費用は高額になります。

それに対して、65歳未満で障害福祉サービスにて短期入所(ショートステイ)を利用する場合、多くの障害者でサービス料は無料です。末期がん患者など、障害者では多くで十分に働くことができません。この場合は住民税の非課税世帯または生活保護となり、そうした人は障害福祉サービスが無料です。障害福祉サービスで月の負担上限額は以下のようになっています。

状態負担上限額
生活保護0円
住民税の非課税世帯0円
世帯年収600万円以下9,300円
世帯年収600万円超37,200円

それ以外にも食費や水道光熱費などは必要になるものの、高齢者施設に比べると、障害者施設での短期入所は圧倒的に安い金額にて利用できます。

医療的ケア(疼痛ケア)への対応は重要

それでは、どのような施設でもいいのでショートステイを依頼すればいいのかというと、そういうわけではありません。末期がん患者の場合、医療的ケアが必要になります。

飲み薬を利用している人は多いものの、内服薬のみであれば高齢者施設や障害者施設への入居で困ることはありません。ただ、がん患者の場合は疼痛ケアのために以下のような医療用麻薬を使用しなければいけないことがよくあります。

こうした医薬品の管理は看護師などの医療従事者が行わなければいけません。

またがん患者の場合、点滴を活用して抗がん剤を利用する人も多いです。その場合、がん治療のために定期的な通院、または看護師による在宅ケアが必要になります。要は、こうした医療的ケアに対応できる施設でのショートステイを考えます。

・長期利用で医療的ケアは必須

これが月に数日ほどのショートステイ利用であれば、医療的ケアを考える必要はありません。ただ月に20~30日ほど利用するなど、ある程度長くショートステイを活用する場合、施設が医療的ケアに対応しているかどうかは重要です。

看護師と連携している施設を探す

そこで月に数日の利用ではなく、長めの施設滞在を考えている末期がん患者については、看護師と連携している施設を探しましょう。

高齢者施設の場合、短期入所療養介護(医療型ショートステイ)として、介護療養型医療施設や老健、病院などを利用することになります。

一方で障害者施設の場合、日中支援型グループホームなどで医療対応がある場合、看護師が常駐しています。または、訪問看護ステーションと連携している障害者施設を利用しても医療的ケアへの対応が可能です。

末期がん患者がショートステイを利用する場合、利用日数に応じて「医療的ケアへ対応している施設を探すべきかどうか」が異なります。そこで障害者の年齢や状況、金銭的余裕なども考慮してショートステイ先を探すといいです。

がん患者で短期入所(ショートステイ)を活用する

体の動きが不自由な身体障害者である場合、施設入居を考える人は多いです。末期がん患者についても、これらの施設を利用可能です。ショートステイにより、月に数日(または数十日)の滞在が可能になります。

このとき、年齢によって利用する施設を使い分けましょう。65歳以上の場合、老人施設にてショートステイを利用します。一方で65歳未満であれば、障害者施設での短期入所を考えましょう。障害者施設のほうが金額は大幅に低いです。

また、がん患者で考慮するべき点が医療的ケアです。数日の利用であれば何も考える必要はありません。一方で月に20日など長めのショートステイを利用する場合、施設が医療的ケアに対応しているかどうかは重要です。

身体障害者の中でも、がん患者のショートステイでは考えるべき点が複数あります。これらを認識して、ショートステイできる施設を探しましょう。

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