障害者が短期入所(ショートステイ)を利用するとき、それまでに活用したことがないのであれば、どのような一日の流れになるのかわかりません。また、ショートステイで何をするのかも不明です。

障害者施設は老人施設などとは大きく異なります。そのため、障害者施設でショートステイを利用するときは独自のスケジュールや特徴を把握しておく必要があります。例えば外出は自由であるものの、何かレクリエーションがあるわけではありません。

それでは、ショートステイで過ごすときはどのような一日になるのでしょうか。短期入所での一般的なスケジュールや一日の流れについて解説していきます。

短期入所を利用するときの過ごし方

一日のスケジュールを確認する前に、実際に障害者が短期入所(ショートステイ)を利用するときの大まかな過ごし方を確認しましょう。

障害者がショートステイを利用するとき、多くは障害者グループホームなどの障害者施設に宿泊します。こうした障害者施設でのショートステイでは、昼間にレクリエーションが提供されるわけではありません。これは、老人ホームでのショートステイとの大きな違いです。

障害者施設には、一時的な滞在ではなく、ずっとその施設に住んでいる障害者がたくさんいます。こうした障害者は昼間にデイサービスや就労などの日中活動をしています。つまり、昼間に施設内にいる障害者の人数は少ないです。これが、レクリエーションなどが行われない理由です。

もちろん土日など、日中活動をしなくても問題ない日について、障害者施設の利用者みんなで外へ出かけたり、何かイベントをしたりすることはあります。

ただ、こうしたレクリエーションは基本的に期待しないようにしましょう。つまり、障害者は昼間に独自に過ごすことになります。部屋にこもってゲームをしてもいいし、介護スタッフと会話してもいいです。いずれにしても、自由に障害者施設で過ごすことになります。

ショートステイ中に日中活動をするのは問題ない

なお昼間に日中活動をするのが一般的であるため、ショートステイ中にデイサービスや就労などの日中活動をするのは問題ありません。障害者は短期入所中の日中活動が認められており、いつも出向いている通所施設へ行くことができます。

この場合、通所施設側がショートステイ先までの送迎サービスを実施してくれる必要があります。そうした送迎が可能な場合、短期入所中の昼間が暇なのであれば、デイサービスや就労を利用しましょう。

なお、もちろんショートステイ中に何もせず日中を過ごしても問題ありません。どのように過ごすのかは障害者の自由です。

短期入所でのスケジュール:何時から何時まで利用?

それでは、短期入所を利用するときはどのようなスケジュールになるのでしょうか。これについて、障害者施設によって一日の流れは異なりますが、ザックリと以下のようになります。

  • 6:00:起床
  • 7:00:朝食
  • 12:00:昼食
  • 17:00:入浴・洗濯など
  • 18:00:夕食
  • 22:00:消灯

こうしたスケジュールに沿って障害者は日々の生活を過ごしていくことになります。また日中活動をする場合、通所の準備をして朝に日中活動の施設へ出向くことになります。

このとき、消灯までは自由に過ごせます。門限は障害者施設によって大きく異なるため、外出したい場合は何時から何時までに帰ればいいのか確認しましょう。

入居日の一日の流れ

それでは、入居日はどのようなスケジュールになるのでしょうか。一日の流れは以下のようになります。

  • 10:00:送迎
  • 12:00:昼食
  • 17:00:入浴・洗濯など
  • 18:00:夕食
  • 22:00:消灯

入居日はショートステイ先への入居だけで大変であるため、入居日に日中活動をする障害者は基本的にいません。また希望すれば、朝ではなく昼過ぎや夕方からの入居も可能です。

退去日のスケジュール

一方で退去日のスケジュールはどのようになるのでしょうか。ショートステイ先を退去する場合、以下のスケジュールになります。

  • 6:00:起床
  • 7:00:朝食
  • 12:00:昼食
  • 13:00~16:00:帰宅

もちろん、昼間に日中活動をしても問題ありません。この場合、朝に準備をして通所施設へ出向くことになります。

なお、退去時間は朝でもいいし、昼過ぎや夕方でもいいです。入居時間と同様に、退去時間についても施設側と相談することができます。

介護スタッフが規則正しい生活を指導する

こうしたショートステイによって障害者施設で過ごす場合、障害者は規則正しい生活を送ることになります。介護スタッフの仕事は障害者の生活を規則正しくして、障害者が行えることを増やすことも大きな目的です。

ただ前述の通り、障害者は短期入所中に自由に過ごすことができます。どのように過ごすのかは障害者が決めることになります。

・外出は自由に行える

このとき前述の通り、門限を守るのであれば外出は自由です。入所施設(障害者支援施設)のように郊外にある場合は厳しいものの、特に障害者グループホームでショートステイを利用する場合、周囲にコンビニやスーパーがあるのは普通です。

障害グループホームは昼間の外出が自由であり、何時から何時まで外出するのかを介護スタッフへ伝えておけば、買い物や公園への散歩を含めて何をしてもいいです。または、スタッフと一緒に買い物へ行ってもいいです。そのためルールはあるものの、ある程度までは自由行動が可能です。

短期入所中のスケジュールや過ごし方を理解する

ショートステイを利用するとき、事前に過ごし方を理解するのは重要です。老人ホームとは異なり、レクリエーションがひんぱんに行われるわけではありません。ただ昼間に買い物や散歩をしてもいいため、障害者にとって自由度は高いです。

障害者施設でショートステイを利用する場合、他の利用者の多くは日中活動をしています。そのため、ショートステイ中にデイサービスや就労などの日中活動をしても問題ありません。もちろん、日中活動をせずに自由に過ごしてもいいです。

なお、障害者施設では一日のスケジュールが決まっています。具体的なスケジュールや門限は施設によって異なるものの、こうしたルールを守って過ごしましょう。

障害者の短期入所では、こうしたスケジュールがあります。これら一日の流れを理解して、ショートステイを利用するといいです。

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