障害者の場合、障害福祉サービスとして居宅介護や重度訪問介護などのホームヘルプを利用できます。ホームヘルパーが家に来てくれることにより、さまざまな家事代行をしてくれるようになるのです。

このとき、居宅介護や重度訪問介護の支援内容として育児支援が含まれます。つまり、障害者で子供がいるのであれば、子育ての援助をホームヘルパーへ依頼できます。

軽度であっても重度であっても、障害者は育児支援を依頼できます。たとえ軽度であっても、障害者だと部屋がゴミだらけになったり、子育てがうまくいかずに育児ノイローゼになったりしてしまいます。そこで、ホームヘルプによって育児支援を利用するのは重要です。

それでは、居宅介護や重度訪問介護による育児支援の内容はどのようになっているのでしょうか。障害福祉サービスでの育児支援について解説していきます。

ホームヘルプは育児支援も対象になる

居宅介護(ホームヘルプ)については、フルタイム勤務している軽度の障害者であっても利用できます。一方で重度訪問介護については、重度の障害者のみ利用可能です。

こうした家での介護について、障害者でひんぱんに利用されるのが家事援助です。特に知的障害者や精神障害者の場合、体の機能に異常がないため、身体介護は不要です。その代わり、料理や洗濯、そうじなどの作業が困難になっていることが多いです。

こうした家事援助をホームヘルパーが手伝うわけですが、家事援助に育児支援も含まれています。ホームヘルプは障害者本人の援助が基本であり、家族は対象外です。このとき、子供は本人以外となります。ただ、子供は障害者本人が世話をしないといけないため、例外的に乳児・幼児・児童の育児支援もホームヘルプの対象になっているのです。

例えば、てんかん患者が自分の子供の沐浴中に発作を発症すると、赤ちゃんは命の危険にさらされます。また、育児疲れによって育児ノイローゼを起こすと、障害者の精神症状が悪化します。そこで、居宅介護や重度訪問介護で育児支援が重要になるのです。

育児支援を利用できる対象者

それでは、どのような障害者であれば育児支援を利用できるのでしょうか。国が公表している内容によると、以下のすべてに当てはまっている場合に育児支援を利用できるようになっています。

  • 親の障害によって家事や付き添いが困難
  • 子供が一人では対応できない
  • 他の家族による支援を受けられない

祖父母などと一緒に住んでいる人を除いて、すべての障害者でこれらの条件を満たしています。つまり、基本的にはどの障害者についても育児援助を利用できると考えましょう。

どのような内容で育児支援を依頼できるのか:通院や送迎まで

それでは、どのような内容について育児支援を依頼できるのでしょうか。育児支援について、一般的に親が子供に対して行うことについて、あらゆる内容が可能と理解しましょう。具体的には以下になります。

  • 沐浴・授乳
  • 乳児の健康把握の補助
  • 児童の健康な発達(特に言語発達を促進する視点)の支援
  • 保育園・学校などへの連絡
  • 子供分の料理、洗濯、そうじ
  • 子供が医療機関へ通院する場合の付き添い
  • 子供が保育園・幼稚園へ通園するときの送迎
  • その他、子供に関する家事・育児

乳児・幼児・児童は基本的に多くのことを自分で行うことができません。そこで、通院や送迎まで含めてホームヘルパーが代行してくれるようになります。

利用料金は格安なので心配不要

このとき、育児支援を利用するとなると不安になるのが費用です。ただ障害福祉サービスを利用するとき、すべての人で利用料金は格安なので心配は不要です。

障害福祉サービスでは、利用者は原則1割負担になります。そのため費用負担は低く、例えば居宅介護を1.5時間利用する場合、利用者負担は300円ほどです。ホームヘルプを依頼しても費用負担はほとんど発生しないため、積極的に育児支援を活用するといいです。

また障害者によっては、重度であり働くことができず、低所得者となっている場合がよくあります。こうした住民税の非課税世帯や生活保護であれば、利用料はゼロです。

状態負担上限額
生活保護0円
住民税の非課税世帯0円
世帯年収600万円以下9,300円
世帯年収600万円超37,200円

障害者でどれだけ仕事を行えているのかによっても、毎月の負担額は異なります。ただ、仕事をしている障害者であってもホームヘルプは格安であるため、料金をそこまで気にせず利用できるようになっています。

他の家事援助を利用し、生活の質を上げる

なお居宅介護や重度訪問介護について、乳児・幼児・児童に対する育児支援だけが目的ではありません。ホームヘルプによる家事援助の一つとして育児支援があり、実際には家事に関わるさまざまな内容を依頼できます。

育児支援を依頼するにしても、子供に関する沐浴や通院、送迎のみを依頼する人はいません。そうではなく、育児支援に加えて以下のさまざまな内容をホームヘルプのときに依頼することになります。

  • 料理
  • 洗濯
  • そうじ(ゴミ出しを含む)
  • 買い物
  • 薬の受け取り

障害者によって自ら行える内容は異なりますが、育児支援が必要な場合、料理や洗濯、そうじ、買い物を含めたさまざまな家事援助を依頼することになると思います。

ホームヘルプを利用すれば、育児疲れから解放されるだけでなく、その他の家事についても助けてくれるようになります。そこで子育て中の障害者について、育児支援以外も視野に入れて居宅介護や重度訪問介護を活用しましょう。

ホームヘルプで乳児・幼児・児童への育児支援を利用する

軽度の障害者であっても利用できる障害福祉サービスが居宅介護などのホームヘルプです。また重度の障害者であれば、重度訪問介護を利用できます。

ホームヘルパーが家に来て手助けする主な内容が家事援助です。こうした家事援助には育児支援が含まれており、沐浴や子供の健康管理だけでなく、医療機関への通院や保育園への送迎まで補助してくれるようになります。

実際のところ、障害者が子育てをするのは大変です。ホームヘルパーによる助けを格安で得ることができるため、障害者で育児に悩んでいる場合は積極的に利用するといいです。

なお実際には、育児支援に限らずその他の家事援助も依頼することになります。そこで、どのような家事を依頼するのか整理して居宅介護や重度訪問介護などのホームヘルプを利用しましょう。

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