症状の重い障害者が主に利用する障害福祉サービスが生活介護(デイサービス)です。生活介護では障害者に対してレクリエーションがひんぱんに実施されます。

創作活動やゲームを通して、デイサービスでは障害者の生活機能や運動機能の改善が行われます。このとき、さまざまなレクリエーションが実施されます。

それでは生活介護で行われるレクリエーションとしては何があるのでしょうか。デイサービスで行われるレクリエーションやイベントについて解説していきます。

デイサービスで行われるレクリエーション

生活介護では、利用者(障害者)に対してさまざまなレクリエーションが行われます。重度障害者が生活介護を利用するため、健常者が行うような複雑な内容や激しいスポーツを行うことはできません。ただ、簡単な内容であっても障害者にとっては十分です。

このとき、デイサービスでは以下のようなレクリエーションが行われます。

  • 指先を利用するレクリエーション
  • 創作活動や生産活動を行う
  • 頭を利用するゲームで脳を活性化させる
  • 体を使い、身体機能を高める
  • 外出によるリフレッシュを行う

それぞれについて確認していきましょう。

指先を利用するレクリエーション

指先を利用すると脳機能の活性化につながります。そのため知的障害者や精神障害者、身体障害者、難病患者にとって指を効果的に活用することは生活能力の向上につながります。

このとき、一人で行えるゲームを実施してもいいし、全員で楽しみながら行えるレクリエーションを選んでもいいです。例えば以下があります。

  • ジェンガ
  • 楽器演奏
  • 手芸
  • 折り紙

こうしたゲームを通して、指を利用しての作業を行います。

創作活動や生産活動を行う

また生活介護では創作活動や生産活動を行います。「指先を使う活動」とも考えることはできますが、例えば以下のような活動が行われます。

  • 陶芸
  • 染め物
  • お菓子・パン作り
  • 農作業

なお生産活動によっては、工賃が支払われることもあります。工賃の金額は高くないものの、デイサービスでの活動を通してお金を得ることもできます。

頭を利用するゲームで脳を活性化させる

また頭を利用するゲームを行うことで、複数人で楽しむこともできます。例えば以下のレクリエーションが該当します。

  • トランプ
  • クイズ
  • 間違い探し、迷路
  • 計算問題

障害者の場合、頭を使わないと脳機能が落ちてしまいます。例えば知的障害者の場合、高校を卒業して成人になると、学校での勉強がなくなるのでIQが低くなることが知られています。そのため、障害者が継続して脳を利用するのは大きな意味があります。

体を使い、身体機能を高める

また体を使うことにより、身体機能を高めることも重要です。例えば、以下のレクリエーションになります。

  • 体操・ストレッチ
  • 風船バレー
  • ダンス
  • ボーリング

室内であっても、こうした運動を通して障害者の身体機能を向上させることができます。障害者で体をあまり動かさない人は多いため、少しの運動であっても効果は大きいです。

外出によるリフレッシュを行う

また近場や遠出を含めて、生活介護で日帰りにて外出することもあります。公共交通機関を利用する場合は交通費が必要になるものの、障害者が外出することでリフレッシュできます。このときの行き先としては例えば以下があります。

  • 公園
  • 美術館・水族館
  • コンサート
  • プール

こうした園外活動を行うことにより、障害者はスタッフによる介助のもとで外を歩くことができ、さらには外出先で買い物を楽しむこともできます。

季節イベント・行事の利用は効果的

これらレクリエーションはあるものの、生活介護では季節に応じたイベント・行事も行われます。日本では、例えば以下が有名です。

  • 正月
  • 節分
  • ひな祭り
  • 七夕
  • 夏祭り・お盆
  • 運動会
  • ハロウィン
  • クリスマス

こうしたイベントを通して四季を感じることができますし、障害者にとってもデイサービスでの楽しみが増えます。

他には、利用者ごとに誕生日会が実施されることもあります。生活介護を利用している障害者について、誕生日会を開催することで本人は喜びますし、他の人との話題にもつながります。

利用者同士でコミュニケーションを促す

なおレクリエーションでの活動を通して、利用者の生活機能を向上させることが生活介護の目的になります。また、こうしたゲームによって他の利用者と交流することになります。

生活介護を含めた日中活動をしない場合、多くのケースで重度障害者は他の人と交流せずに過ごすことになります。そうなると、どうしても他の人と意思疎通する機会が減り、自ら考える能力が落ちてしまいます。

そこで利用者同士でゲームをすれば、必然的に本人が考えて行動し、周囲の人と協力するようになります。そうしたコミュニケーションを通して、障害者の社会性を伸ばしていくのです。

健常者であっても、家にずっといるニートは社会性が乏しいです。そのため他の人と交流する必要があります。このとき、重度障害者にとっての交流の場として生活介護が有効なのです。

生活介護でレクリエーションを行う

障害者がデイサービスを利用するとき、施設内でさまざまな活動が行われます。こうした活動として、ゲーム・レクリエーションがあります。

室内でレクリエーションをすることがあれば、園外活動として外出することもあります。こうした活動を通して、障害者は日常生活動作の改善を行い、社会性を学んでいきます。また、季節のイベント・行事を行うことも重要です。

レクリエーションを通して活動すれば、他の人とコミュニケーションを取ったり、自ら頭を使って考えたりします。そうして、人間らしく生活できる能力を身に付けるのです。

生活介護で重度障害者がレクリエーションを行うのは重要です。そこで、これらゲームやイベントを通して障害者は行えることを増やしましょう。

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