住む場所を無くしてしまったホームレスについて、ネットカフェでの生活や路上生活をしなければいけないように思えてしまいます。

ただ住所不定者について、ホームレス緊急一時宿泊施設(シェルター)を利用できます。都市部に限定される施設ではあるものの、ホームレスであればこうした施設を利用することで一時底に住むことができます。

それでは、生活困窮者一時宿泊施設として利用されるシェルターについて、どのように利用すればいいのでしょうか。ホームレス緊急一時宿泊施設(シェルター)の中身について解説していきます。

ホームレス向けの施設が存在する

たとえ住所不定のホームレスになってしまっても路上生活をする必要はなく、ホームレス救済の制度がいくつも存在します。そうしたホームレス向けの生活困窮者一時宿泊施設としてホームレス緊急一時宿泊施設が利用されます。

ホームレス緊急一時宿泊施設はシェルターとも呼ばれています。

一般的には、施設の規模は大きく一つの施設で50人以上が利用します。なお基本的に都市部に存在し、施設の数は少ないです。そのため、いま田舎にいるホームレスについては、ホームレス緊急一時宿泊施設ではなく他の施設を利用するのが一般的です。

なお住所不定者が住む場所を求めるとき、ホームレス緊急一時宿泊施設の利用に限らず、まずは市区町村の役所へ出向き、相談するのが一般的です。

そうして相談した後、住む場所を提案されます。このときホームレス緊急一時宿泊施設(シェルター)を紹介されるとは限らず、無料低額宿泊所や保護施設(救護施設、更生施設など)を紹介されるケースは多いです。

生活保護申請や福祉サービス利用につなげる

なお実際にホームレス緊急一時宿泊施設(シェルター)を利用するとき、その後の生活に備えることになります。例えば、以下が行われます。

  • 生活保護の申請
  • 健康管理と健康診断
  • 障害福祉サービスの申請
  • 生活指導

こうした施設を利用することで、その後の生活に向けた準備が可能です。特に住所があれば生活保護を利用できますし、障害福祉サービスも活用できます。こうして、ホームレスから脱出できるようになります。

生活困窮者一時宿泊施設の利用は原則6か月以内

なお原則として、生活困窮者一時宿泊施設の利用は短期間に限られます。ホームレス緊急一時宿泊施設(シェルター)の場合、原則として6か月以内の利用になります。

数か月以内に出ていくことになるため、ホームレス緊急一時宿泊施設の利用と同時に、次の場所への引越しを考えなければいけません。6か月を超えての利用延長は可能であるものの、やはり基本は数か月以内の退所になると考えましょう。

このとき、生活困窮者一時宿泊施設の利用後は以下の場所への引越しを考えます。

  • 一般的な賃貸マンション・アパート
  • 障害者グループホーム

人によって最適な場所は異なります。そこで、それぞれについて確認していきます。

健常者はアパートへ引越しをする

すべての作業を一人で行える健常者の場合、賃貸マンション・アパートへ引越しをするのが一般的です。生活保護を受け入れてくれる賃貸マンション・アパートは少ないものの、頑張って探せば見つけることができます。

このとき、住宅扶助の範囲内で住む場所を見つける必要があるため、ワンルームを含めた最低限の部屋となります。また一人暮らしになるため、食費や水道光熱費は生活保護の中から出さなければいけません。

ただホームレスとは異なり、住む場所を確保しつつ、生活保護によって毎月のお金を得ながら生活できます。そこでシェルターを利用中に健常者は賃貸マンション・アパートを見つけるようにしましょう。

障害者はグループホームで生活する

ただホームレスとなっている人というのは、ほとんどのケースで障害者です。要は、精神障害者や知的障害者であるためにホームレスになったというわけです。人によって保有する精神疾患は異なるものの、十分に働けなかったり、引きこもりで家を追い出されたりしてホームレスになります。

こうした障害者について、健常者と同じように賃貸マンション・アパートで住むのは微妙です。一人での生活が困難であったり、社会復帰を望めなかったりするからです。

そこでホームレス緊急一時宿泊施設を退去するとき、精神障害者や知的障害者や障害者グループホーム(共同生活援助)へ引越しましょう。

複数の障害者がシェアハウス形式にて共同生活を送る施設が障害者グループホームです。介護スタッフが常にいるため、たとえ障害者であっても問題なく生活できます。

また家賃は国や自治体から補助があり、シェアハウス形式なので食費や水道光熱費は最安値です。最も安く生活する方法が障害者グループホームであり、生活困窮者一時宿泊施設から出た後に障害者はグループホームを利用するといいです。

なお、障害者グループホームを初めて利用する場合は1~2か月の時間がかかります。そこでホームレス緊急一時宿泊施設にて滞在を開始した後、早めに障害者グループホームの利用申請を行い、住む障害者施設を探しましょう。

ホームレス緊急一時宿泊施設にて一時的に住む

住所不定の状態であっても利用できる施設の一つがホームレス緊急一時宿泊施設(シェルター)です。都市部に存在する施設であり、数は少ないものの、シェルターを利用することで一時的な滞在が可能になります。

なおホームレス緊急一時宿泊施設の利用は原則6か月までとなります。そのため、入居後は次に住む場所を探さなければいけません。

そこでシェルターを退所後、賃貸マンション・アパートまたは障害者グループホーム(共同生活援助)を利用しましょう。生活保護を利用すれば、これらの施設で問題なく生活できるようになります。

住所不定のホームレスが一時的に住む場所としてホームレス緊急一時宿泊施設(シェルター)があります。そこで、こうした宿泊施設で一時的に寝泊まりし、生活基盤を整えるようにしましょう。

【全国対応】完全無料にて優良な障害者グループホームを紹介!

家賃のほとんどが自治体から助成され、食費や水道光熱費など、必要最低限の出費で住めるシェアハウス形式の施設が障害者グループホームです。介護スタッフが常駐しているため家族の負担はゼロになり、親亡き後問題も解決できる施設となります。

障害者グループホームは一般的に「空きが少ない」といわれています。ただ、それは「担当者が知っている範囲で空きがない」というだけであり、実際には多くの空きがあります。近隣の自治体まで含めれば、すぐに入居可能な障害者グループホームはいくつも存在します。

ただ障害者グループホームによって居住に関するルールは大きく異なり、利用者(障害者)にとって最適な施設を選ばなければいけません。

そこで、当サイトでは完全無料で障害者グループホームを紹介するサービスを日本全国にて実施しています。「いますぐ入居したい」「いまの障害者グループホームから他の施設へ移りたい」「強制退去となり、新たな施設を探している」など、軽度から重度の障害者を含めてあらゆる方に対応しています。

障害者グループホームの応募ページへ→

YouTubeでの障害者情報

Instagramでの障害者情報

TikTokでの障害者情報

Facebookでの障害者情報

【全国】障害者グループホーム・障害者支援施設の募集