かみさくら：千葉県木更津市の障害者グループホーム

千葉県木更津市にある「かみさくら」は、利用者それぞれに合った支援や見守りを受けられる障害者グループホームです。そのため、家庭的な雰囲気の中で自立した生活を送ることができます。

例えば日常生活に必要な支援のうち、一人で行うことが難しい内容については職員が把握した上でサポートしています。一方で、利用者ができることはなるべく自身で行ってもらい、自立を促しています。施設の規模は各棟6名と比較的小規模であるため、利用者一人一人の個性やペースに合わせた支援が可能です。

また自立支援の一環として、地域社会とのつながりも重視しています。就労継続支援B型や生活介護の案内だけでなく、地域行事への参加など地域住民との交流も行い、利用者の社会参加を多方面でサポートしています。例えば以下は、利用者さまとスタッフで地域の動物園へ出向いたときの様子です。

このように「かみさくら」は、入居者が自宅のように居心地よく過ごせる環境であるとともに、自立を促す支援によって家族にとっても安心できるグループホーム（共同生活援助）となっています。

かみさくら：祇園

• 住所：千葉県木更津市祇園2-19-12

かみさくら：東太田

管理者からのメッセージ

私が障害福祉に携わるようになったのは、「障害のある方々が当たり前のように自分らしい生活を送れる社会を作りたい」という思いからです。また、これまでの仕事を通じて「誰もが安心して過ごせる居場所を整えること」が、本人やご家族の安心だけではなく、地域全体の豊かさにつながると実感してきました。

障害者支援において、私たちが最も重視しているのは「本人の意思と尊厳の尊重」です。言葉でうまく伝えられない利用者様であっても、表情やしぐさ、日々の行動などをよく観察することで、その人らしさや希望を汲み取ることが可能です。このような意識を職員全員が共有し、利用者様の自己決定や自立を支えられるように心がけております。

実際、長く外出を拒んでいた利用者様だったものの、スタッフと一緒に少しずつ散歩に出かける練習を重ね、やがて自ら近所のスーパーへ買い物に行けるようになったことがあります。本人の笑顔と「自分でできた」という言葉は、支援者として大きな励みとなりました。

ただ一方で、失敗例から学んだこともあります。支援計画の達成を急ぎすぎ、利用者が不安を感じて行動が後退してしまったのです。このとき「こちら都合による支援のペースではなく、本人のペース」を第一に考える重要性を痛感しました。そこで、職員全体で問題を共有して支援方法の改善を重ねていきました。

そのようなこともあり、いまでは家族の方から「ここにきてから表情が明るくなった」など感謝の言葉をいただく機会が増えました。本人だけではなくご家族様にとっても、私たちのグループホームが安心できる存在となっていることを実感し、大きなやりがいを感じております。

これからも利用者一人一人の可能性を信じ、地域で安心して暮らし続けられる環境づくりに力を注いでいきたいと考えています。私たちのこのような思いが、あなたの自立への第一歩となれることを願っています。

グループホームの事項

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