生活保護を受けている障害者について、救護施設や更生施設などの保護施設を利用するケースがあります。こうした保護施設について、どのような施設・部屋で過ごすことになるのか気になります。

すべての救護施設や更生施設について、大人数の利用者と一緒に共同生活を送ることになります。このとき個室になることはあるものの、大部屋にて過ごすことになる施設も多いです。障害者施設とは異なり、保護施設で過ごすとき個室になるとは限りません。

それでは、救護施設・更生施設の部屋の様子を含めてどのように過ごすようになるのでしょうか。保護施設で過ごす場合の部屋について確認していきます。

保護施設は一般的に規模が大きい

障害者が寝泊まりする施設には複数の種類があります。その中でも、生活保護受給者が利用できる施設に保護施設があります。救護施設や更生施設は保護施設になります。

通常、保護施設は規模が大きいです。一般的には、50人以上の利用者が一つの建物にて共同生活を送ることになります。

施設内では介護スタッフや看護師を含めて、常にスタッフによる介助を受けられます。また、施設の規模が大きいため郊外に位置していることが多く、周囲にはコンビニやスーパーを含めて何もないケースが多いです。

ただ救護施設や更生施設では施設内にて日中活動(作業訓練やクラブ活動など)を行うことができます。そのため、施設の外に出なくても問題ありません。

個室となる保護施設はある

このとき、保護施設で個室となるケースがあります。すべての保護施設ではないものの、個室であればプライベートが確保された部屋にて過ごすことになります。

救護施設や更生施設である以上、お風呂やトイレなどは共同利用となります。ただ個室であれば、部屋にテレビを設置してもいいし、小さい冷蔵庫を買って自分の部屋で利用してもいいです。こうして、ある程度のプライベート空間を確保しながら保護施設で過ごすことができます。

寮形式の相部屋で個室でないケースも多い

なお保護施設や更生施設では、複数人で部屋をシェアする寮のように、2人部屋や3~4人部屋になることもよくあります。例えば3~4人部屋では、一般病室と同様に広めの部屋にカーテンなどで仕切りを用いて過ごすことになります。

こうした2人部屋以上で過ごす保護施設を利用する場合、プライベートの確保は期待しないほうがいいです。自分の部屋にテレビを設置し、テレビ番組やテレビゲームを楽しむことは無理です。また、小さい冷蔵庫を部屋に設置することもできません。

この場合はテレビを見るにしても、「共用部分にある2台のテレビをみんなで活用する」という状況になります。当然、自分の好きなテレビ番組を自由に楽しむことはできません。個室かどうかは救護施設・更生施設によって異なるものの、寮のように複数人で部屋をシェアしないといけない施設は多いです。

確実に個室がいいなら障害者グループホーム

なお障害者が暮らすための公的施設には複数の種類があります。その中でも、障害者が暮らす施設としては障害者グループホームが一般的です。

複数の障害者が共同生活を送るという点では、障害者グループホームは救護施設や更生施設と同じです。ただ大人数が過ごす保護施設に対して、障害者グループホームは2~5人の障害者が少人数で共同生活を送ります。

また特別な理由がない限り、すべての障害者グループホームについて、個室が提供されます。保護施設と同様にお風呂やトイレは共用となるものの、障害者それぞれに個室が割り当てられ、自由に部屋の中で過ごすことができます。

もちろん、このときは部屋の中にテレビを置いてもいいですし、冷蔵庫を設置してもいいです。

保護施設の場合、「複数人で一つの部屋で寝泊まりする寮のような施設」がそれなりにあります。そのため確実に個室に住みたい場合、障害者グループホームを選択する必要があります。

救護施設・更生施設の部屋を確認する

保護施設は規模が大きく、一つの施設内ですべての作業が完結します。そのため作業訓練やクラブ活動などをするとき、施設の外に出なくても問題ありません。

このとき居住する部屋が個室になることがあれば、2~4人で一つの部屋をシェアする寮形式の救護施設・更生施設もあります。保護施設によって部屋の様子は異なるため、これについては事前に確認しなければいけません。

なお救護施設・更生施設とは異なり、障害者グループホームであれば部屋はほぼ確実に個室です。そのため確実な個室を望む場合、障害者グループホームを検討してもいいです。

生活保護の障害者が救護施設・更生施設を活用するとき、事前に確認するべきことが複数あります。その一つが居住する部屋です。個室なのか、それとも複数人で一つの部屋を共有する寮形式の相部屋なのか、施設側へ確認するといいです。

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