多くの障害者で利用される障害福祉サービスに居宅介護と重度訪問介護があります。これらのホームヘルプを利用するとき、費用負担を生じます。

障害者の場合、通常は低所得者の人が多いです。そのため、どれだけの支出が発生するのか事前に知らなければいけません。

ただ障害福祉サービスは格安にて利用できます。当然、居宅介護や重度訪問介護を利用するにしても、高額すぎる利用者負担額にはなりません。また月の負担上限額もあるため、料金が高すぎることもないです。

それでは居宅介護や重度訪問介護を利用するとき、どのような費用負担になるのでしょうか。障害者がホームヘルプを利用するときの料金について解説していきます。

障害福祉サービスは1割負担

すべての障害福祉サービスについて、利用金額は非常に安いです。この理由として、障害福祉サービスは原則として1割負担だからです。わずか1割の支払いでいいため、非常に低い負担となります。

例えば居宅介護で家事援助を依頼する場合、1回1.5時間の費用負担は300円ほどです。週2回にて、一か月依頼しても3000円ほどです。

通常、家事代行サービスを依頼すると1時間で3000~5000円ほどの料金になります。こうした相場を理解すると、障害福祉サービスの費用がいかに安いかわかります。

早朝・夜間・深夜は料金の加算がある

なお利用者負担額を考えるとき、依頼する時間帯によって値段が変化します。当然、通常とは異なる時間にホームヘルプを依頼すると、その分だけ料金相場は上がります。具体的には早朝・夜間・深夜で相場が上昇します。

どのような金額になるかというと、以下の加算が加わると考えましょう。

  • 早朝(6:00~8:00):25%加算
  • 夜間(18:00~20:00):25%加算
  • 深夜(20:00~翌朝6:00):50%加算

つまり、この分だけ障害者側の利用負担額が上昇します。ただ1割負担であるため、ものすごく値段が上がるわけではありません。

世帯年収に応じて負担上限額がある

それでは、毎月の費用はどのようになるのでしょうか。1割負担とはいっても、長時間の介護を依頼する場合、総額は高くなってしまいます。例えば重度訪問介護で24時間のホームヘルプを依頼する場合、たとえ1割負担であっても費用は高額になりやすいです。

このとき、障害福祉サービスでは世帯年収に応じて毎月の負担上限額が設定されています。以下のようになっています。

状態負担上限額
生活保護0円
住民税の非課税世帯0円
世帯年収600万円以下9,300円
世帯年収600万円超37,200円

住民税の非課税世帯や生活保護の場合、元々が無料です。費用が発生しないため、長時間の利用であっても0円です。また低所得者でなくても、月の負担上限額が設定されているので支払い額が上限なく高くなることはありません。

居宅介護・重度訪問介護の利用者負担額

それでは、実際に居宅介護や重度訪問介護を利用するときの利用料金はどのようになるのでしょうか。どのようなホームヘルプを依頼するのかによって金額は異なります。そこで、以下のパターンに分けて考えましょう。

  • 身体介護(居宅介護)
  • 家事援助(居宅介護)
  • 通院等介助(居宅介護で身体介護なし)
  • 重度訪問介護

それぞれ、以下のようになります。

身体介護(居宅介護)を依頼するときの費用

食事や入浴、排せつなどの介護が身体介護です。身体障害者や難病患者の場合、身体介護を必要とするケースが多いです。身体介護は介護士への体の負担が大きいため、他の居宅介護に比べて高めの金額となります。

このとき、利用時間に応じて以下のような利用者負担額となっています(年によって金額が変動するため、「約」にて記しています)。

時間利用者負担額
30分未満約260円
30分以上、1時間未満約400円
1時間以上、1時間30分未満約590円
1時間30分以上、2時間未満約670円
2時間以上、2時間30分未満約750円
2時間30分以上、3時間未満約840円

原則、身体介護は3時間以内のサービス提供になります。そこで、こうした金額を支払うようにしましょう。

なお、居宅介護では外出支援として通院等介助を依頼できます。身体介護を伴う通院等介助については、上記の表と同じ利用者負担額となります。

家事援助(居宅介護)を依頼するときの費用

ただ障害者について、知的障害者や精神障害者を含めて身体介護が不要な人は多いです。この場合、居宅介護を利用するときに家事援助を活用しましょう。料理や洗濯、そうじ、買い物、育児支援などが家事援助の範囲になります。

家事援助の料金(自己負担額)は以下のようになっています。

時間利用者負担額
30分未満約110円
30分以上、45分未満約150円
45分以上、1時間未満約200円
1時間以上、1時間15分未満約240円
1時間15分以上、1時間30分未満約280円

家事援助は原則、1回につき1時間30分以内のサービス提供になります。そこで、このサービス時間にて料金負担をしましょう。

通院等介助(居宅介護の身体介護なし)を依頼するときの費用

身体介護のない人について、通院等介助によって外出支援をしてもらう場合、「身体介護を伴う外出支援」よりも費用負担は低くなります。以下のような金額となります。

時間利用者負担額
30分未満約110円
30分以上、1時間未満約200円
1時間以上、1時間30分未満約280円

基本的には、通勤等介助(身体介護なし)は家事援助とほぼ同じ値段となると考えましょう。

重度訪問介護を依頼するときの費用

それでは、24時間体制を含めて長時間の介護を前提とする重度訪問介護ではどのような金額になるのでしょうか。重度訪問介護の利用では、以下の費用負担になります。

時間利用者負担額
1時間未満約190円
1時間以上、1時間30分未満約280円
1時間30分以上、2時間未満約370円
2時間以上、2時間30分未満約460円
2時間30分以上、3時間未満約560円
3時間以上、3時間30分未満約650円
3時間30分以上、4時間未満約740円
4時間以上(30分経過ごとに費用加算)約820円~
8時間以上(30分経過ごとに費用加算)約1500円~
12時間以上(30分経過ごとに費用加算)約2200円~
16時間以上(30分経過ごとに費用加算)約2900円~
20時間以上(30分経過ごとに費用加算)約3600円~

重度訪問介護は1回3時間以上の長時間介護が基本であるため、毎日利用していると費用が高額になります。ただ前述の通り、障害福祉サービスでは毎月の負担上限額があります。そのため、費用が高額になりすぎる心配をする必要はそこまでありません。

居宅介護・重度訪問介護の相場料金を把握する

多くの人が利用するホームヘルプですが、どうしてもお金の支払いが発生します。当然ながら、すべての人で値段を気にします。

ただ、障害福祉サービスは費用が安いです。1割負担にて利用できるからです。また月の負担上限額が存在しますし、低所得者の場合は無料です。そのため重度訪問介護のように24時間の利用であっても、金額が高額になりすぎる心配をしなくてもいいです。

なお、利用時間やホームヘルプの種類によって自己負担の料金は異なります。そこで、どれくらいの利用者負担額になるのか大まかに把握しましょう。

居宅介護や重度訪問介護の利用で値段を気にするのは普通です。そこで、費用負担の額を把握して障害者はホームヘルプを活用しましょう。

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