アルコール依存症や薬物依存症などに対して、社会復帰を目指すための薬物更生施設がダルクです。ダルクを利用するとき、どの施設でもダルクプログラムへの参加が必須になります。つまり、デイケアが提供されます。

ダルクについて、施設内で寝泊まりすることで依存症を改善させる人が多いです。ただダルクについて、通所であっても対応できます。

それでは、ダルクにて提供されるデイケアや通所の内容はどのようになっているのでしょうか。通所にてダルクを活用するときの方法について解説していきます。

ダルクでは依存症患者に対してデイケアが行われる

ダルクでは、入居によって依存症の状態を改善させたり、通所によって症状改善を図ったりします。このとき、すべてのダルクで昼間にデイケアが実施されます。

これらアルコール依存症や薬物依存症の改善では、ミーティングがメインになります。自分の体験を語ったり、仲間の経験を聞いたりするのです。

依存症の改善について、グループセラピー(ミーティング)は有効とされています。そこで、平日の昼間にデイケアとしてひんぱんにミーティングが実施されます。

なおダルクの場合、19:00など夜に自助グループ(同じ依存症の問題を抱える人が集まるグループ)へ参加して、ミーティングを行うのも普通です。デイケアだけでなく、夜に行われるナイトケアも通して薬物依存の状態を断ち切るのです。

デイケアではミーティング以外も行われる

ダルクでは毎日のようにミーティングが行われるものの、グループセラピーだけを行うわけではありません。薬物以外の楽しみを考える必要があり、そのためデイケアでは運動やレクリエーションも行われます。

  • スポーツ:ジョギング、バレーボール、サッカーなど
  • レクリエーション:登山、食事会、ヨガなど
  • 各種セミナー:自助グループのセミナー、他ダルクのフォーラムなど

デイケアやナイトケアでこれらの活動をすることも依存症の改善に役立ちます。

通常、寝泊まりを通して薬物依存を改善させる

なおアルコール依存症や薬物依存症の症状は強く、脳の構造が変化しています。事実、薬物依存症では再犯率が非常に高いことで知られています。

また誰とでも自由に会える環境では、ドラッグから抜け出すのが実際のところ難しいです。そこで、ダルクへ入所することで仲間と一緒に寝泊まりし、薬物依存の状態から改善させるのが基本になります。

ダルクは薬物更生施設であるため、施設内での制限は多いです。金銭管理があるのは当然ですし、誰かと会うことも自由にできません。ただ、こうした制限があるからこそダルクへ入寮することで依存症から抜け出しやすくなります。

通所によってダルクを活用するのは問題ない

ただ中には、通所によってダルクの薬物改善プログラムを利用したいと考える人もたくさんいます。この場合、通いによってダルクを活用しましょう。

通所でダルクを利用する場合であっても、薬物改善のプログラム内容は同じであり、ミーティングをメインにデイケアを受けます。また、夜にナイトケアへ参加することもできます。

・女性であっても通所可能なケースがある

なお薬物依存は男性でも女性でも起こりますが、男性の方が薬物犯罪を起こす確率が高いです。そのため、ダルクの入所は男性専用になっていることが多いです。

女性専用のダルクはあります。ただ通所の場合、事前に相談すれば男性専用の施設であってもデイケアなどの改善プログラムを利用できることがよくあります。ダルクでは男女の付き合いが禁止なので男性専用の施設に入居はできないものの、通いであれば利用可能というわけです。

自立訓練(生活訓練)だと費用は格安

なおダルクについて、障害福祉サービスを提供する施設として運営されていることがよくあります。この場合、精神障害者(依存症患者)は格安にて利用できます。

障害福祉サービスとしてダルクが薬物改善プログラムを昼間に提供する場合、障害福祉サービスでは自立訓練(生活訓練)というサービス名になります。精神障害者の社会復帰を目指し、2年間という期間内で独り立ちさせるための障害福祉サービスが自立訓練(生活訓練)です。

精神障害者が障害福祉サービスを利用するとき、原則1割負担です。また以下のように、障害福祉サービスには月の負担上限額があります。

状態負担上限額
生活保護0円
住民税の非課税世帯0円
世帯年収600万円以下9,300円
世帯年収600万円超37,200円

多くの場合、ダルクの利用が必要なほどの人は低所得者であり、住民税の非課税世帯や生活保護となります。この場合、ゼロ円にて利用できます。またある程度の収入があっても、格安で利用できる事実は同じです。

アルコール依存症や薬物依存症は精神障害者に該当します。そこで、障害福祉サービスを活用することで格安にてダルクのプログラムを利用し、通所にてアルコール依存症や薬物依存症から回復しましょう。

デイケアは通所でも利用できる

ダルクにて依存症の状態を改善させたい人はたくさんいます。そうしたとき、一般的には宿泊型にてダルクを利用するものの、通所にてダルクを利用してもいいです。

すべてのダルクにて、昼間はデイケアとして薬物更生プログラムが提供されています。グループセラピー(ミーティング)を通して、自分の経験を話したり、他人の経験を聞いたりすることで、依存症の状態から改善させます。

またダルクについて、障害福祉サービスとしてデイケアを提供しているケースが多いです。この場合、公的サービスになるので格安にて利用できます。

禁酒や断薬を行い、依存症からの改善を図るとき、通所という選択肢もあります。そこで、こうした内容を理解してダルクへ通うようにしましょう。

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