依存症には複数の種類があり、その中にはギャンブル依存症・パチンコ依存症があります。ギャンブル依存症というのは、脳の状態が変化しており、精神障害者となります。そのため、専門施設を用いて治療すると効果的にギャンブル依存症・パチンコ依存症から抜け出せるようになります。

このとき、利用する施設には複数の種類があります。そのため、ギャンブル依存症に対するどのような回復施設を活用すればいいのか理解しなければいけません。

それでは、ギャンブル依存症・パチンコ依存症の人はどのように施設を利用すればいいのでしょうか。ギャンブル依存症での施設利用について解説していきます。

ギャンブル依存症の回復施設を利用する

依存症というのは、精神障害者の中でも再犯を非常に繰り返しやすいことで知られています。そのためギャンブル依存症・パチンコ依存症の人が自分の家で改善を図ろうとしても実際のところできないのが現状です。

そこで、効果的な方法として施設を利用します。ギャンブル依存症の回復施設などを開津要することで、効果的に症状改善を図れます。

施設を利用する場合、スタッフによる監視のもとで規則正しい生活を送ることになります。当然、金銭管理によってギャンブルできない状態になり、パチンコや競馬、オンラインカジノなどから遠ざかるようになります。

また、平日の昼間は必ず日中活動をすることになり、ギャンブル依存症・パチンコ依存症を脱するためのプログラムに参加しなければいけません。

精神障害者の中でも、依存症の改善ではある程度の強制力が必要です。そのため、回復施設を利用するのです。

なお、「仕事をしながら施設を利用できるか」「プログラムの参加は気が乗ったらでもいいか」などの疑問を思う人は多いです。ただ、このような場合は高確率で依存症からの回復に失敗します。依存症というのは脳の病気であるため、治療に集中しなければギャンブル依存症から脱するのも難しいです。

グループセラピーを中心に回復を目指す

それでは、どのようにギャンブル依存症を回復させるかというと、日中活動ではグループセラピー(ミーティング)がメインになります。毎日のようにミーティングを行い、自分の体験を語ったり、他人(仲間)の経験を聞いたりすることで、症状の改善を目指すのです。

ギャンブル依存症に限らず、グループセラピー(ミーティング)は依存症の改善に効果的であるとされています。そこで、規則正しい生活をすることでギャンブルから遠ざかり、さらには毎日のミーティングで症状改善を図ります。

ただミーティングだけをしていてはいけません。ギャンブルやパチンコ以外の楽しみをすることも重要です。そこで多くの施設では、運動やボランティア活動、レクリエーションなどもプログラムとして組み込んでいます。

これらの活動は体や心をリフレッシュさせることができます。脳の状態を正常に戻すために施設で日々の活動をすることになり、運動やレクリエーションは依存症の回復にも役立ちます。

ギャンブル依存症・パチンコ依存症での施設

それでは、ギャンブル依存症・パチンコ依存症の人はどのような施設を活用すればいいのでしょうか。症状を回復させるために施設を利用する場合、主に以下の施設があります。

  • 専門の回復施設
  • 更生施設
  • 障害者グループホーム+精神科デイケア

それぞれについて確認していきましょう。

専門の回復施設を利用する

施設の数は非常に少ないものの、ギャンブル依存症・パチンコ依存症を対象にした専門の回復施設があります。こうした依存症の回復施設では、ギャンブル依存症以外にも、アルコール依存症やネット依存症など、これらの依存症を抱えた人も利用しているケースがあります。

専門の回復施設を利用する場合、利用者は全員、何かしらの依存症を抱えている仲間になります。そこで、こうした人たちと毎日、ミーティングをします。

また依存症の回復施設を利用する場合、19:00など夜に自助グループ(同じ依存症の問題を抱える人が集まるグループ)へ参加するのが一般的です。ギャンブルや窃盗癖、薬物、アルコール、ネット依存症など、さまざまな自助グループが存在しており、これに参加するのです。

なお専門の回復施設で過ごすとき、同じ市だけでなく、夜に県外の自助グループやセミナーに参加することもあります。

いずれにしても、さまざまなミーティングや活動を通してギャンブル依存症・パチンコ依存症から脱することを目指します。施設の数は非常に少ないものの、こうした依存症の回復施設を活用するのは効果的です。

生活保護で利用する更生施設を活用

また公的施設としては、生活保護で利用できる保護施設があります。その中でも、ギャンブル依存症・パチンコ依存症の人は更生施設を活用します。ギャンブル依存症・パチンコ依存症の人では、低所得者であるために生活保護になっている人がいます。この場合、保護施設の利用対象者です。

更生施設では、1~2年の入所が基本になります。こうした期間にて依存症の状態を脱し、社会復帰することを目指します。

なお更生施設は依存症患者に特化しちえるわけではなく、統合失調症やうつ病など、その他の精神障害者も利用しています。また、知的障害者や身体障害者も更生施設へ入居しており、障害の種類は関係ありません。

1~2年ほどでの独り立ちが前提であるため、更生施設ではほぼ自立している障害者が利用します。ギャンブル依存症・パチンコ依存症の場合、依存症さえなくなれば健常者と同じです。そこで、更生施設にて作業を行い、ギャンブル(パチンコ、競馬、オンラインカジノなど)と離れて生活します。

障害者グループホームと精神科デイケアを併用

ただ専門の回復施設の数が少ないだけでなく、更生施設の数も非常に少ないです。そのため、精神障害者が施設を利用して回復を目指すとき、障害者グループホーム(共同生活援助)の利用も考えましょう。

精神障害者に限らず、知的障害者や身体障害者を含めて、複数の障害者が共同生活を送る施設が障害者グループホームです。また費用は格安であるため、住民税の非課税世帯や生活保護であっても問題なく日々を過ごせます。

ギャンブル依存症・パチンコ依存症の人が寝泊まりできるという意味では、専門の回復施設や更生施設と同じです。ただ障害者グループホームというのは、障害者に対して寝泊まりを提供する施設です。介護スタッフによる援助があり、規則正しい生活を送るものの、障害者グループホームでは日中活動を提供していません。

そこで障害者グループホーム(共同生活援助)を利用している人は日中活動として、他の施設へ出向きます。ギャンブル依存症・パチンコ依存症の場合、病院・クリニックの精神科デイケアへ通うと考えましょう。

精神科デイケアについても、さまざまな依存症を抱えている人が利用しており、精神疾患に対するリハビリが実施されます。精神科デイケアへ通う必要はあるものの、これによってギャンブル依存症を改善させることができます。

または、障害者グループホームの近くに専門の回復施設がある場合、通所にてそこへ通っても問題ありません。依存症の回復プログラムを受けるとき、寝泊まりしている人だけでなく、通所も受け入れているケースがようかります。

専門の回復施設や更生施設に比べると、障害者グループホームの数は非常に多いです。そのため、障害者グループホームと精神科デイケア(または依存症施設への通所)の組み合わせも検討すれば、入所可能な施設の幅が広がります。

施設を利用し、ギャンブル依存症から回復する

ギャンブル依存症・パチンコ依存症の人は精神障害者であり、適切に治療しなければ回復が難しいです。実際のところ、一人の力だけで依存症から脱するのは圧倒的に厳しく、施設を利用することで規則正しい生活を送ることから始めなければいけません。

ギャンブル依存症・パチンコ依存症の回復では、グループセラピーが有効です。毎日のようにミーティングを行い、さらには運動やレクリエーションを取り入れることで依存症からの回復を目指します。

このとき、「依存症の専門施設」「生活保護の更生施設」「障害者グループホーム+精神科デイケア」という方法があります。こうした施設を利用することにより、1~2年ほどの期間で症状の改善を図りましょう。

一人で依存症から抜け出すのは難しいものの、適切に施設を活用すれば可能です。そこで、依存症から抜け出すために施設を利用し、社会復帰を目指すといいです。

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